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海外「悪い子には生のジャガイモ」靴にブーツに墓参りとサウナ、欧州各国のクリスマスが違いすぎる

2026-11-09 | 出典:海外掲示板の翻訳まとめ

クリスマスは世界共通の行事だが、その祝い方は国ごとに驚くほど違う。プレゼントを持ってくるのがサンタとは限らず、12月24日が本番の国もあれば、贈り物が2回届く国もある。Redditで『子どもの読み聞かせ用に、世界中の家庭のクリスマスを教えて』という呼びかけに、ヨーロッパ各地から自国の風習が寄せられた。気が早いようだが、12月に向けての予習として紹介したい。

スレ主

いま世界中から短い話を集めていて、子どもたちへのアドベントの読み聞かせ/寝かしつけの物語にしようと思っています。国・地域と天気(雪?雨?暖かい?)、プレゼントを持ってくるのは誰か、お気に入りの伝統料理とお菓子、家族や地域ならではの風習を教えてください。

1アイスランド

アイスランドには13人の『ユールラッズ』がいる。クリスマスの13日前から、子どもが窓辺に置いた靴に、1人ずつ小さな贈り物を入れていく。行儀の悪い子には生のジャガイモが入っている。それと『クリスマスキャット』もいて、新しい服を何か持っていないと食べられてしまう(確かそんな伝承だったはず)。

2デンマーク

クリスマス前の4回の日曜には、4本のロウソクのリースに1本ずつ火を増やしていく。12月は毎日、大手テレビ局がクリスマスの連続ドラマを放送する。本番は24日。夕食は皮をカリカリに焼いた豚バラ肉か鴨で、付け合わせはジャガイモとキャラメリゼしたジャガイモ、赤キャベツ。デザートの『リサラマンデ』にはアーモンドが1粒隠されていて、見つけた人にはマジパンの豚が賞品として贈られる。その後はツリーのロウソクを灯し、手をつないで歌いながらツリーの周りを踊って回る。天気はとても暗く、昼の長さは7時間ほどしかない。

3デンマーク

数字の1〜24が書かれた『カウントダウンロウソク』もある。その日の数字のところまでしか燃やしてはいけない決まりで、松ぼっくりや乾燥オレンジで飾られている。

4ウクライナ

クリスマスの前に、12月6日の聖ニコラスの日がある。子どもや友人、家族に『ミコライチキ』という小さな贈り物(チョコレート1枚とか、靴下とか、果物とか)を贈るのが伝統。最近はだんだん豪華になってきているけど。

5オランダ

オランダのシンタクラースは11月にスペインから蒸気船で到着し、白馬で国中を回って、12月5日が本番の日。子どもは暖炉の前に靴を置いて、馬用のにんじんと欲しいものリストを入れておくと、お菓子や小さな贈り物が入っている。本番の日には大きな贈り物が届く。悪い子は靴に石炭、ひどい場合は袋に入れられてスペインへ連れ去られると脅される。大人はくじ引きで贈る相手を決め、贈り物を仕込んだ手作りの『サプライズ』品と、相手をからかう韻文の詩を添えるのが恒例だ。

6ドイツ

面白いのは、地域によってプレゼントを持ってくるのが『クリストキント(天使のような子どもの姿)』だったり『ヴァイナハツマン(サンタクロース)』だったりすること。子どもの頃、サンタはアメリカだけのものだと思っていて、国のかなりの子どもがサンタを信じていると知ったのは、ずっと後になってからだった。

7ドイツ

もっと奇妙なのは歴史の方。サンタが主流なのは歴史的にプロテスタントの地域で、クリストキントはカトリック地域。でもサンタの源流はカトリックの聖ニコラスだし、クリストキントを広めたのは聖人信仰をやめさせたがったマルティン・ルターなんだ。年月を経るうちに、地理が見事に入れ替わってしまった。

8フィンランド

朝は墓地に行って、墓にロウソクを灯す。クリスマスツリーは24日の朝に飾る。それからテレビで『クリスマス平和宣言』を観て、ライスポリッジ(おかゆ)を食べる。その後はゆっくり過ごして、クリスマスサウナに入り、それから夕食。ハム、キャセロール、ビーツのサラダ、サーモンのマリネ、カレリア風ロースト、ジャガイモが並ぶ。

9ハンガリー

贈り物を持ってくるのは『イェーズシュカ(幼子イエス)』。一部の家庭では天使が持ってくる。共産主義の時代には、国が子どもたちに『冬おじいさん(テーラポー)』が持ってくると教えていた。夕食の後は家族でツリーの周りに集まり、明かりをツリーの灯りだけにして、イエス誕生の物語のキャロルを歌う。それが終わってから明かりをつけて贈り物を交換する。名物の『サロンツコル』は、ツリーに飾るハンガリー式のチョコレート菓子だ。

10イタリア

私の地方(イタリア中部)はあまり寒くなく、海から300メートルの所に住んでいるので、クリスマスに雪を見たことがない。サンタは『バッボ・ナターレ』と呼ばれる。お菓子はパンドーロかトロンケット(ブッシュ・ド・ノエル)。1月6日には、箒に乗って飛ぶ魔女『ベファーナ』が靴下にキャンディや靴下を入れてくれて、悪い子には砂糖でできた『炭』が入っている。24日は厳密に魚、25日は肉、26日は残り物。要するに、食への愛がすごい国だ。

11ポーランド

ポーランドでは、24日のクリスマスイヴの夕食で肉を食べないのが伝統。全ての料理がベジタリアンで、ザワークラウトとキノコのピエロギ(餃子のような料理)、魚、甘い穀物プディングの『クティア』、ドライフルーツのコンポートなどが並ぶ。祖母は部屋の隅に穀物の束を置いていた。

12ルーマニア

プレゼントは2回もらえる。12月5日の夜、子どもがブーツをきれいに磨いて置いておくと、聖ニコラスがチョコやキャンディ、ミカンなどを詰めてくれる。悪い子には木の枝の棒が入っている。24日から25日の夜にはサンタから、ツリーの下に贈り物が届く。お気に入りの伝統料理は『サルマーレ』(発酵キャベツでひき肉と米を巻いたもの)と、クルミとココアの甘いパン『コゾナック』だ。

13ブルガリア

ブルガリアには、伝統的な『プレゼントを持ってくる人』がいない。昔、クリスマスに結びついていた贈り物といえば、キャロルを歌って家々を訪れる人たちに、食べ物や飲み物やお金を振る舞うことだった。昔はホワイトクリスマスが多かったけれど、今は雨や泥のクリスマスが増えた。

14ラトビア

ラトビアで祝うのは24日の夜。天気は様々だが、気温はだいたい0度前後。昔は12月末には雪が積もって残っているのが普通だったけれど、最近はクリスマスに雪がないことも珍しくない。

15ハンガリー

伝統料理は『漁師のスープ』(川魚とパプリカのスープ)、ロールキャベツ、そしてケシの実、クルミ、栗のロールケーキ『ベイグリ』。あと『サロンツコル』という、フィリング入りの小さなチョコレート菓子も欠かせない。

16ポルトガル

気温はマイナス1〜3度で、雨のときもある。暖炉のそばにできるだけ近づいて過ごす。政治の話題が熱くなるのが、ポルトガルらしい恒例行事(笑)。デザートは『セラドゥーラ』が本当に美味しい。前菜にはパンのスライス、チーズボード、チョリソーや血のソーセージ『モルセラ・デ・アロス』。最近は家族で自家製の燻製チョリソーも作る。ボードゲームとおしゃべりで過ごすのが我が家流だ。

17クロアチア

クロアチア沿岸部では、クリスマスの季節は4週間前のアドベントから始まる。信仰のある人は常緑樹のリースに毎週ロウソクを1本ずつ灯していく。でも私の一番のお気に入りは、イルミネーションで飾られた公園だ。16時半には暗くなるから、映画に出てくるアメリカの家みたいに光り輝く公園を訪れるのが人気なんだ。

18オーストリア

1980年代、子どもの頃の記憶。クリスマスの季節はアドベントの最初の日曜日から始まって、リースの1本目のロウソクに火を灯し、決まった歌を歌う。次の日曜ごとにロウソクが1本ずつ増えていく。12月1日からはアドベントカレンダーの最初の扉を開け始める。

編集部まとめ:同じキリスト教圏でも、『誰が持ってくるか』だけで聖ニコラス、幼子イエス、天使、冬おじいさん、魔女と総出演の様相だ。靴に贈り物を入れる風習がオランダ、ルーマニア、アイスランドと広く分布しているのも面白い。日本からは想像しにくいが、フィンランドの墓参りとサウナのように、静かな家族行事としての色合いが濃い国も多い。今年のクリスマスは、少しだけ欧州式に思いを馳せてみてはどうだろう。
出典:Reddit r/AskEurope スレッド https://www.reddit.com/r/AskEurope/comments/1xq7jpv/people_from_all_around_europe_what_does_christmas/ を編集部で翻訳・抜粋(2026-11-09取得)
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